きんぴら通信。2009年8月号

  • 『やっぱり、日本の政治はおかしいと思うんだなぁ』 by店長
    2ヶ月も通信をスキップしてしまいました。書きたい事が無かった訳ではありませんでしたが、雨続きの日があまりにも多く、倒れたライ麦を起こしたり、手刈りはぜ掛け作業をしたりで、なかなか時間にゆとりが出来ませんでした。お菓子の注文が入ってもこれまた作ってる時間が取れませんでした。今は刈り取り乾燥ゴミ取り袋詰まですべて済みまして。麦の方はいいのですが、田んぼの雑草は昨年よりも多く、草取りに早々取り掛からないと大変な状態になってしまいます。近況報告というか言い訳はこの辺にしまして、ずっと気になっていたことを書きたいと思います。
    今朝のNHKラジオでは小泉総理の改革の影響がじわじわと出てきているのだという。特に企業寄りアメリカ寄りの考えであった改革の一つ、派遣社員を良しとした政策は簡単に失業者をあふれさす事につながってしまった。本来企業というものは労働者や社会の為のものであったはずです。労働者が企業の為にあるという逆の発想になってしまっているし、社会の為ではなく金持ちの株主の為の企業になっています。いまや企業の成長や儲けたお金の額などは農林水産労働者や僕のような小さなパン屋をしている自営業者には全く関係ないような気がしています。資産や財産を増やして豊かになるというならば、お金がお金を作るという事はないのですから、本来は物を作るという労働による事でしか作り増やすことは出来ないのですから、人の生活も政治もそこを大切にしなければならないのでしょう。レジャー産業でも、たとえばスポーツ観戦、ゲーム・パチンコや宝くじでお金は確かに動きはしますが、価値は生まれて増えてはいません。社会に貢献している農林水産業者が食えないと嘆いているのを見たり聞いたりすると、なんともむなしい情けない世の中になったもんだと思うのです。

    僕は経済成長のない豊かさを求めています。願っていました。物の多さや 便利さを追っている分には経済第一主義でよかったのでしょう。
    けれども今は違います。車もテレビの洗濯機もパソコンもエアコンも2つよりも3つ、5個より6個とは要りません。必要な数だけあればいいのです。物事にはちょうどの量というものが必ずあります。金や物が飽和状態になってから何を次に求めて行ったらいいのかは決まっています。生活の質の豊かさによる心の満足感や使う物の質の向上しかありません。そのような方向をいつまでたっても考えないし見ないで、この国のトップはいつまでたっても欲に任せお金と物を追い続けているのです。
    不況になってから政府が行う目立った国民へのサービスは本当に困ってる国民に対してのサービスではなく、ある程度お金にゆとりのある国民にしかしないようです。それはお金を使って企業にお金を回してくれる人だけには割引しましょう。企業が客引きの為にする値引きを国が代わりにしています。ETCを買ってくれるというか買える人が高速料金の割引と言う国のサービスを受けることが出来ます。新車の買える人がこれまた割引サービスを受けることが出来ます。ポイント制度もそうでした。早く並んでチケットを多く買えた人が国のサービスを受けることが出来ます。公的な事業、特にサービスなどと言うものは図書館と一緒で、国民一人ひとりが隔てや差別なく受けることが出来るという条件、考え方は基本中の基本だと思うのです。お金にゆとりのある人達だけが公的サービスを受けられるなどと言う政策などは下の下の策です。無駄遣いを棚に上げて赤字が増えるからといって税を増やすと言うのは、誰でも出来ることです。特別な才を持っている人が議員になったり官僚になっている訳ではどうもないのでしょう。消費税は将来上げたいといっていますから。国の公的サービスには金持ち有利に、その為の税収は金持ちも貧困層からも平等にいただきますという訳です。将来をなんに頼れるのかと考えると、自分たちの体力気力少ない貯金やたくわえだけが頼りになってしまっている現在、議員の皆さんや官僚は自分たちが受け取っている特権益やお金の事を当たり前に考えているようです。国民とは全く生きている次元が違うと思っているのでしょうか。
    二酸化炭素排出を本気で減らそうと言うのだから高速道路もまだ作るはずないし、車を世の中にこれ以上ふやそうとはしないし、自転車やバイクの走りやすい専用道を増やそうとするはずだし、電車に自転車専用車を増やそうとするはずだし、火力発電と燃料確保やゴミ始末に相当な金とエネルギーを使う原子力発電はこれ以上増やさないだろうし、むしろやめて河川に小型水力発電を大急ぎで普及させるのでしょう。
    海洋汚染や戦争の種になりやすい石油に頼り過ぎないように、森林整備もかねて木から燃料を作る事を推し進めるでしょう。
    病院や福祉と言う生活安全国民サービスを金が掛かるからといって縮小や統合などという事しか考えられないのでは困るのです。原子力発電で深夜余ってしまう電力を何とか使ってもらう為にオール電化と称して国の補助金まで出して電気を使わせ、まだまだ発電所も増やそうと言う発想は異常としか考えられません。日本は赤字を重ねている国ではなかったのでしょうか。福祉は切れるが電気はもっと余らせたいのでしょうか。
    今自分の将来を心配しないでいられるのは年金をたっぷりもらっている方と、国から恩給をたっぷりもらえるお国がらみの仕事をしてきた方でしょうか。その次が株でたっぷりもうけてその後全くその世界から離れることが出来ていた方でしょうか。一体この人たちは何を本気で心配しているのでしょうか。アメリカや企業や隣にいる自分と同じような考えの人の為にだけしか物事が考えられないのだろうか。
    いったいいつになったらこの日本は経済成長の次のステップに進んでくれるのだろうか。
  • 「お知らせ」
    ■9月までアンパンとくりーむパンはお休みいたします。
    ■7月18日製造分からライ麦パンのライ麦がきんぴら農園産になりました。
    ■田んぼ草取りに明け暮れそうです。いつでもお手伝いしてくれる方お待ちしています。
    ■今年は夏休みをいただきます。8月13日から16日までお休みいたします。
    ■8月30日(日)は定休日となります。
    ■配送を普通便からクール便に切り替えます。
    物にもよりますので選んでください。クール便は大きさで値段が違ってきます。
    ■お店に署名用紙があります、ご理解の上後署名をお願いいたします。
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