きんぴら通信。2011年6月号

  • 『やはり大切な事って』 by店長
    原発事故後日赤の救援資金に使ってもらえればと思って日赤の義援金にきんぴら工房もお金を集めて差し出したが、日赤で集まった義援金の割り振りに政府が関与するという記事を読んでからはやはり間違えたかなと思っている。日赤は民間だとは言え実際はどうも違うらしい。
    もともと天皇(宮内庁)が有事の際に日本兵のための医療部隊支援金を集めるのが目的で作られたときく。だから当時は外国兵は絶対に助けない赤十字だったとか。今現在の運営が全く民間になっているのならば、政府がどうのということは決して出てこないはずであるが、火のないところに煙は立たぬというから、戦後米によって完全に日本政府が財閥や天皇などの関係を一掃してもらわなかったことから、やはり日本赤十字も何らかの関係を引きずっているのかなと勘ぐっている。
    義援金が3ヶ月以上たっても使い道の割り振りが決まらずに速やかな支援金としての実行に至っていない。そんな中被災者は身の回りの全ての物を流され生活は日に日に辛くなっている人が多くいると聞く。身内もいなくなり先が見えない人達は自殺を考えてしまう人も増えてきている。一刻も早く生きる希望を目の前に提示出来ればいいが、こればかりは単にお金を渡せば済む問題でもなく、人によってはトンネルの先は暗闇ばかりなのだろうか。
    先進国だと自身から言っている似非日本国とは違って本物の先進国が集まっているヨーロッパの人達は自国の伝統と文化と物を大切に扱っている。きっと国技と称するものがあったら外人を集めて興行をすることなど考えないだろうし、家の屋根に大きな看板を挙げることも決してしない。し、させてはいない。それは自由がないということとは全く違っている。自分たちの意見をしっかり行政に訴えることが容易にできるし、むしろしないといけないという基質が守られていることが自由の国になり得る原則のような気がする。いけないものはいけない。いいものはいいと言えるそんな当たり前のことが出来ている国ということだと思う。
    日本の行政はこれに反して行うのが当たり前で、国からの意見はすんなり当たり前に反映される。これは年功序列の考えによく似ている。上司からの意見は絶対だ。軍隊では当たり前で、民間人だろうと命令であれば心を閉じて他人事のように殺していく。人ではなく自分を意思のない機械にでもなれた者が良い兵隊となり得るのだろう。これが日本の各省庁や企業にも当たり前のように行われていることがほんものの先進国になれない自由の国になれない、市民中心で物事が考えられない似非日本国の理由なんだと思う。地震の多いこの国で不安定な金のかかる先の見えない発電システムが増えてしまった理由でもある。反対するものは全て排除し、デメリットは全て隠蔽することが出来ているのもそんなところからである。日本を動かしてきた自民党や元自民党系議員はモチロンのこと、仕事に対して責任を取る必要のない国という鎧を着けた行政を執行している多くの官僚たち。勝手な想像だが、皆さん無責任の割にああだこうだと国民から多くの金を巻き上げるのに、他人との競争試験とどうでもいい問題試験で鍛えた頭を使っているのだろう。情けない国はこういった人達が贅沢ができる国であるわけだ。甘い汁が吸えるうちはそう簡単に変わるはずはない。

    ※すぐ出来る身近な反原発

    ●各スーパーの意見箱に国の安全基準で商品を置かず、放射線測定値を掲げてもらうように意見しようではありませんか。(安全基準は国が決めるものではなく、消費者自身が決めるものである。だって放射線量と健康への被害影響は比例していますので線引きはもともとナンセンスな話ですから)
    一時静岡県内の自治体は農家を心配してお茶の放射線量を調べないと公言しました。風評被害といいますが。農家は病人を増やすことをしたいはずがありません。安全で美味しい物を提供することが生きがいでなくてはいけません。原発事故を起こした電力会社に賠償金を請求することのほうが本筋で先であるべきです。そうしないと消費者に原発事故の被害を広めてしまうことになってしまいます。
    ●テレビや新聞などで報道されない原発事故危険情報をとにかく多くの人に広める努力をしよう。
    ●一般市民が節電などしなくても昨年の中電の電力使用データーを見ると十分電力は余っていますので、節電のためというよりは、電気料金を少しでも払わないように電気を使わないようにしよう。
    現在企業で自家発電装置を持って発電しているところから余っている電気を電力会社が素直に購入して回せば今ある原発全て廃炉にしても余ってしまうというデーターも出ています。今管さんが勧めているのはその為なのです。
    先ずは基本料金を安くするためにアンペアダウンの変更を電力会社にしよう。
    領収書を見ると現在の契約アンペアが判ります。
    先ずは10アンペアダウンから初めてみてはどうでしょう。
    ●短い時間で少しですが、やっとテレビでも反原発デモを取り上げるようになりました。これから先のデモ行進に時間が取れる場合は積極的に参加しよう。恥ずかしかったり目立ちたくない人は仮装がかえっていいようです。
  • 『中立ではいられない』 by葉
    放射能を分解する微生物がいるという話を聞いた。
    原発事故の件もあり、興味を惹かれ早速調べてみたところ、EMとか複合発酵とかいう聞き慣れない単語が出てきたので、例の如く図書館に向かい関連本を手当たりしだいに数冊借りてみることにした。
    この地球上には何万、何十万、何百万と数えきれない種類の微生物たちが存在している。
    彼らが様々な有機物を分解する際には、腐敗(酸化)、発酵、それぞれ互いに相反する二つの方向性のうちどちらか一方によるらしい。
    そしてEMというのは、乳酸菌群、酵母菌群、光合成細菌群等といった発酵する方向性を強くもつ微生物たち、生物にとって有用といわれる善玉菌を組み合わせ、共生、培養したものだそうだ。
    抗酸化作用を有している菌ならば何でも光合成細菌が仲介に入ることで嫌気性、好気性に関わらず同一の場で共生可能となり、互いの相乗効果によって強い効果をもつという。
    その能力は凄まじく、残留農薬やダイオキシン、環境ホルモン、挙句の果てには放射能や電磁波の類まで無効化してしまうというから驚きだ。
    こりゃ凄い!はっきりいって胡散臭い!
    けれど実際にそういう効果があるのなら是非恩恵に与りたい!
    幸い値段はお手頃価格。失敗しても痛みは少ない。早速ネットで購入し、自家農園で実地検分してみることにしよう。
    しかし何故、一体どういう原理によったらそんなことが起こるのか?
    何しろ相手は微生物。まだまだ不明な事も多く色々な説が囁かれているようだけど、どうもEMの中の発酵菌群が連携して作り出す超強力な抗酸化作用が、生物にとって有害な影響を引き起こす要因とされている活性酸素を抑えこむということが一番大きな理由みたいだ。
    その後も本に書かれた様々な事柄を、はぁとかへぇとか呟きながら興味深く読んだのだけれど、中でも特に驚いたのは、腐敗や発酵の性質を持っているのはごく一部の微生物だけで、その他大勢、微生物の大半は白でもなければ黒でもない。中途半端な灰色の日和見主義者という事実だった。
    彼らは常にその場で一番勢力の強い側に追従し、その性質を変えているという。
    何てこった!まるで人間そっくりじゃないか!と思ったのは自分だけではないはずだ。
    二酸化炭素が増えたせいで地球が温暖化しているらしい。とかいう風評が流行った途端、エコカー減税、エコポイント、それまで環境問題など口にしたこともない人間たちまでエコだエコだと騒ぎ立てる。
    直接的に二酸化炭素を排出しないというだけの理由で、原発はクリーンエネルギーだと胸をはって自慢する。
    その場の空気を読んで動ける微生物並の国民性。
    これは別に皮肉で言っているわけではない。
    思わず目を覆いたくなるような今回の大震災でも(少なくとも表立っては)強奪や混乱は起こらなかった。既に多くの人間が口にしていることだが、自分もこれは本当にとてつもなく凄いことだと思う。
    日本という同じ土壌に生きるものとして、誇りに思うしとても嬉しい。
    だがその一方で、残念な面も空気を読んで出てきてしまった。
    原発、政府、メディア、御用学者。
    一致団結、彼らは心を一つにして被害を小さく見せようとした。
    実際の被害をまるで無視して、減らすのではなく、見せようとした。
    自称上の人間たちは黒い空気に染まってしまったのだろうか。
    世界は広い。でも一人一人の個人が認識出来る世界は狭く小さくピンポイントだ。
    近くても遠くても、見えないもの、隠されてしまうものは多くある。
    公共広告機構、ACジャパンのトップである会長が東電の社長、清水正考だったということ。
    5月7日に東京、渋谷で行われた反原発デモの参加者が突然何の説明もなく代々木警察に逮捕され、5月26日現在も尚不当勾留を受けていること。
    5月8日深夜一時、福島第一原発三号機で黒煙が観測されたが、メディアや政府は何の説明も報告もせず、翌日には素知らぬ顔で避難住民の一時帰宅が実行された。
    茨木のホウレンソウは国からの指示により、よく水洗いしたあとで放射能を測定していること。茶葉はセシウムしか規制をかけておらず、魚はプルトニウムやストロンチウムの値を公表していないこと。福島を中心とした小学校では地産地消、風評被害対策と称して、給食に規制値内の放射能に汚染された地元の野菜を使うことを推奨していること。
    自分たちは知らないことが、知ろうとしないことが多過ぎる。
    情報を収集し提示するのはメディアの仕事。新聞やテレビに任せておけば安心だ。
    残念ながら今の土壌ではその考えは通用しない。腐敗的な方向へと空気が流れてしまっている。
    たとえ誠実な人間が有用な意見を出しても、社会は一斉に押さえて叩いて潰しにかかる。
    何故か。答えは簡単、少数派だからだ。
    自分の信じる狭い世界。その場の空気を基準にしているのだから当然そうなる。
    変わりものは排除する。
    こいつはまるきりいじめと同じ理屈ですね。
    「日本の強さは団結力です」最近よく自称公共広告機構のCMで耳にする言葉だが、この言葉はある意味とても的を得ていると思う。
    皆が一丸となって同じ方向に動くから、良い時は素晴らしく良いが、悪い時はとことん悪い。
    合戦、開国、戦争、復興。思えば日本はいつの時代も常に偏り続けてきたように思う。
    子供が失敗するのは仕方がない。しかしある程度まで成長したら失敗を繰り返さないように、少なくとも大きく失敗しないように気をつけて行動するべきだ。
    空気を読むのではなく先を読む。普段は追従していても全体が危うい方向へ傾いてきたと判断したら、個人個人が食い止めようと積極的に活動する。
    自浄作用とか自己反省とか呼ばれる、そういう一種の抑止力が必要なんじゃないだろうか。
    もし社会全体が健全な流れを維持出来るなら、きっと全てがいい方向へと加速する。
    放射能とか食料危機も万事解決できる社会。明るい未来がいつかきっとやってくる。
    現在主流となっている嫌な流れを逆転するには今まで活動していた人達だけでは足りない。
    これまでなかった新しい力、今の最大勢力を抑えこんでしまえる程の大きな流れが必要となる。
    強い主張を特に持たない平凡な人間。白でもなく黒でもない、灰色であるあなただけにしか世界の流れは変えられないのだ。
    自分は本来進んでこんな事を口にするような人間じゃない。
    不幸な現実、社会問題に向き合い続けるというのは正直とても面倒だ。
    激しく怒ったり悲しんだりするのはとても疲れてしまうから。
    だから出来ることならそういった事柄とは距離をとり、罪の意識に苛まれないでのんべんだらりと毎日を送りたい。
    しかしそれでも、倦み腐り行く人と社会をここまであからさまに突き付けられてしまったら。
    テレビ画面の向こう側、地球の反対側ではない、福岡という身近な場所で傷ついて苦しんでいる人間を見てしまったら、知らん振りなんてとても出来ない。
    黙ってなんかいられない。
    自分は、客観的な第三者では、もう中立ではいられない。 (5月26日の時点での情報を元に書いています)
  • 「お知らせ」
    ★7月10日第二日曜日にパン講習会を予定しています。
    参加料金1人6000円 午前9時から午後1時まで
    昼食は出ます。 締切りは7日まで。
    ★「 工房マルシェ〜七月の市 」             
     日時  2011年 7月9日(土)
         AM9時〜PM5時 
     場所  (朝日村)家具工房スタイル・ガレ
          工房・ギャラリー
    出品予定者  
    野菜・花  上條君子さん・竹野和子さん・中村みどりさん            
    食品   児玉理・千代美さん(シュトラッセ)・上條基久乃さん・ 新井江利子さん・中野人士さん(きんぴら工房)・西澤貴之・やよいさん(マトカ)
    クラフト  小久保隆司さん・内川千代美さん・やざきなおみさん・藤牧敬三
     サポートスタッフ  田近暁美さん・桃井千佳さん                 
     ※その他 当日または事前に古本を集めて古本を販売し義援金とする予定です。
     市の目的
    良い品モノ・美味しいモノ・素敵なモノを紹介し販売する中で 豊かな時間・交流が
    生まれる市にする。また、出品者より無理のない範囲で義援金をお願いし僅かでも被災地のためになる活動をする。
    ★山口県祝島を舞台にしたドキュメンタリー映画「祝の島(ほうりのしま)」の上映会をCAMBIO2階で6月26日(日)に行います。
    チケットの販売を始めましたので、どうぞお早めにお求めください。午前11時からと午後2時からの2回上映。各回50名様を定員とさせていただき、定員となり次第締め切らせていただきます。
     会場が店の2階なので、十分な駐車場が確保できません。上映中も店は営業いたしますので、大変勝手ながら、映画にお越しの方は店頭の駐車場はご利用いただけません。
     小学生以下のお子様は無料ですが、映画の内容はお子様向けではありません。
    祝島の4km対岸に計画された原発の予定地で強行されていた海の埋め立て工事は、福島第一原発の事故で中断に追い込まれていました。さらに山口県知事は、10月で切れるこの埋め立て工事の許可を延長しないことを先ごろ表明し、祝島対岸の上関原発の工事は事実上凍結されることになりました。
    工事の中止は原発事故によるものですが、祝島の人たちがなぜ30年近くも原発に反対し、巨額の補償金よりも海を守ることを選んだのか。ゆっくりとしたリズムで進む、島の生活と同じ目線でカメラを回し続けたこの映画の中に、これからの私たちが目指すべき暮らし方があります。
    6/26(日)11:00〜/14:00〜 大人1000円 学生500円
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