きんぴら通信。2012年12月号

  • 『MD90で2泊3日、福井へのツーリングE』 by店長
    朝方1時30分頃にバイクの音が響き渡った。
    どうも自分と同じカブの排気音だ。新聞屋らしい。
    外がやけに明るい窓を開けてみると街灯の明るさだった。
    今起きるまでその明るさに気が付かなかった。
    やはり酔っていたのだろうか。
    朝がた人の物音かと思って耳を澄ませたら洗濯機の音だった。
    タイマーで動き出す働き者だ。こんな早くから。
    共働きなので、朝ごはん作りの前に洗濯を片付けるという訳だろう。
    忙しい日々の始まりだ
    昨夜たくさん食べたり飲んだりしたので、消化不良を起こしている。
    朝ごはんはいただけそうもないので、このまま別れることにした。
    早朝の朝体操もしたし、バイクも磨いたし、歯も磨いたし出発準備はオッケイだ。
    懐かしい二人に見送られてバイクを走らせました。
    ありがとうございました。お騒がせいたしました。
    気をつけて帰ります。
    朝の青白い空気の中に太陽のオレンジ色の光が射し始めていた。
    今日も暑くなりそうな晴天だ。県道10号線を昨日走った丸岡市の方角へ走りだした。
    早くも通勤の車が走り始めていた。
    おとといさんざん走ってきた国道8号線との交差点を右に曲がって12キロほど内陸に向かって街中を走ると国道158号線との交差点に出た。
    158号線って松本から上高地に行く時に走っている国道と同じ・・・?
    8キロほど走ると山が迫ってきて谷沿いの川と沿って山の中に入っていった。
    やがて左に曲がると永平寺という道路標示が出てきた。
    昨夜友人との話で永平寺は見る価値があるよと言っていた。
    時間にゆとりがあれば寄りたいところだが、今回は諦めることにした。

    ここは美山町。字の通りの美しい山の町だ。
    本当に両側にある山が里山らしく手入れされた杉が手入れされていて名前通りの素敵なところだった。
    この小さな谷沿いの街には電車が走っていた。
    一両だけのカラフル電車であった。
    バイクで走っリながらキョロキョロしていたらふいをつかれてすれ違ったのでどんな絵が描かれていたのかは全くわからなかった。
    ボディーにとにかく派手な絵が描かれていたな。
    あの電車に乗りながら周りの景色をキョロキョロしたら安全だし楽しいだろうな。
    あとで調べてみるとここは越美北線(九頭竜線)という。
    本当に乗ってみたい電車だねぇ。
    年寄りはきっと勤めには行かずに自宅用の野菜や米を作って暮らしているのだろう。余分にとれたのは農協か産直に出しているのだろうか。
    山の中だから獣害避けの網も巡らしている。
    ここの景色は整理整頓されていて、住人の勤勉さが現れているようだった。
    若いころ長野市松代に行って歌った詩をバイクに乗りながら口ずさんだ。

    い〜ちりょうだけの〜、で〜んしゃがいくよ〜、ど〜こまでつづく〜なーがいもばたけ〜、
    か〜ぜがふくのさ〜、ちくまがわから〜、か〜ぜがふくのさ〜、ぼくら〜のかぜよ〜、
    おいで一緒にin松代 あの頃出会った人たちは皆元気で暮らしているだろうか。

    昨夜のアルコールがやはり残っているのだろうか、やけに調子が上がっている。
    そういえば中年メタボになっている旦那さんがウイスキーのための氷を取ろうと冷蔵庫の扉を開けたら、どうやらすくい用のスコップが落ちて景気よく床で跳ねて大きな音をたてた。
    家族の母と娘の視線が何やってんのぉと言う言葉と一緒にテーブルの上を飛んでった。
    そんなことを思い出しながらニヤニヤとしてしまったりする。
    天気もいいし景色もいいし体調もいいし、ここらで道草に座って景色を見ながら少し水筒の水を酒だと思って飲んでみたりする。
    この158号線は美濃街道と呼ばれていて沿道の民家も景色もとても綺麗なところでした。
    ついつい止まってはポケットからカメラを出さずにはいられません。
    九頭竜川の渓谷に入り始めました。
    後ろを振り返ると走ってきた大野市の平が見えます。
    実はこの時にすでに予備タンクになっており、このまま山に入り込んでいくことを思うとガソリンスタンドはないのではないかと心配になり、街を過ぎる前に沿道にいた大工さんにスタンドを聞いたのですが、近くにはないし、この先は和泉村までないなと言われたのであります。
    和泉村まで30キロはありそうでしたが、実はほんとうに困ってしまった時のことを考えてリックの底に1リットルガソリン缶を忍ばせているのでありました。
    予備タンクで40キロは走ってきていたので、多分ここで引き返してまでガソリンスタンドを探すことはしなくても大丈夫と思ったのであります。
    みるみるうちに谷は狭くなり渓谷の風情となりました。
    カーブを曲がるたびに渓谷が近くなったり深くなったりしていましたが、細くて深い渓谷を取り囲む山の奥深さは九頭竜川という名前にふさわしく思えました。底に流れる緑濃い蒼い水が見えます。
    九頭竜峠のトンネルを出ると左の下に素敵なダムが見えました。
    仏原ダムといいます。
    なんだか日本のダムのようには見えませんね。
    美しいダムです。
    こんな山奥の渓谷でも少し平らな土地があるものです。
    そんなところに人が集まり部落ができて人々が助けあいながら暮らしていたんだろうな。
    現代のようにこんなにお金に依存した生活に慣れてしまうとそんな生活を取り戻せなくなってしまうのだろうな。
    早く、お金もほどほどおせっかいかもしれないが助け合いのお付き合いもほどほど、そんないい塩梅というところの生活を作り出したいなと思うのだが。
    ガソリンスタンドがある和泉村の九頭竜湖駅までやってきた。
    道の駅があったので、休憩することにした。
    道の駅でもあるが建物は美山町を走っていた越美北線の終点駅となる九頭竜湖駅舎でもあった。
    ガソリンを満タンにしてすぐ出発した。
    2つ目の朝日鷲ダム、やがて3つ目の九頭竜ダムが目の前に現れた。
    石を積み上げて造った大きなダムだった。
    高瀬川ダムと同じ工法のダムらしい。
    といっても実際高瀬川の上流に行ってみたことはなく、ポスターで見ただけであるので、初めて目の前に石の積み上げダムを見た。
    とにかく大きい。
    こんなにも迫力のあるダムだったとはと感心してしまった。
    渓谷沿いのこの道をバスが走っていく。
    追いぬくにはちょいとパワー不足なのでいつまでも後を追うしかない。
    と、思って覚悟を決めていたらバスがスピードを緩めてお先にどうぞと合図を出してくれた。
    なんて優しい運転手さんなんでしょう。
    追い抜きながら前に出てから手を上げてありがとうの挨拶をする。
    道はやがて有料道路に変わるが、自動車専用となりバイクは通行禁止となっている。
    ここから先はあまり整備されていない草ぼうぼうの国道を走ることになる。
    このあたりは福井県と岐阜県のちょうど境になる峠道だ。
    峠を下ると白鳥町となる。
    当然ながら対向車が全くなくただただ山の道といった感じ・・・ほんの6キロばかりの短いさびれた国道であった。
    久しぶりに商店が並ぶ白鳥町の通りを抜けて国道156号線を飛騨の高山に向けて走りだす。
    民家の造りはやはり積雪の関係だろうか福井で見てきた造りと同じである。
    国道表示は156号線だが、158号線と重なっているようだ。
    この道は長良川の上流の谷間に沿っている国道でやがて標高を上げて峠を超えていくことになる。
    高鷲村から分水嶺に差し掛かる頃に昨夜からの酔の疲れがピークとなり、眠くて眠くてしょうがない。
    時間はちょうど12時ころで食事をする時間となっていた。
    広い待機場所のある所でバイクを止めて早速ラーメンを作って食べる。
    具材はクローバーの葉っぱである。
    ラーメンを食べ終わってから草の上にマットを敷いて30分の仮眠をとった。
    頭の上に覆い茂っている木の上を雨雲に変わりそうな大きな入道雲が白から黒に変わり始めていた。
    分水嶺となる峠を下って行くと国道はT字の交差点となり右に行くと高山へ、左に行くと国道156号線で世界遺産の白川郷へと続く。
    交差点で停まって迷いに迷ったが一生に一度行けるかいけないかの白川郷だ・・・オーバーかい?。
    相当な寄り道になるが、思い切って行く事にした。
    道は広くて車も少なく走り易かった。
    この道にも大きな巨木があるようだ。
    大きな桜だった。
    ダムに沈めるのはもったいないということでこんなに大きな桜をここへ移植したとは・・・、こんなことが出来るんだなぁと感心。
    伸ばした枝には折れないようにと杖がたくさんされてあり大きな枝葉を広く伸ばしていました。
    花が咲いたらこの下から見上げてみたいものだと思いました。
    足元には小さな黒いさくらんぼがいっぱい落ちていました。
    中学校の校庭の桜も落としていたっけなぁ。
    一粒綺麗そうなのを拾って口に入れてみるとやけに甘いのだった。
    道端に栓のついた缶ジュースが落ちていても拾っては飲まないが、人ではなくて桜さんの落とし物なら安心して口に運べる。
    バイクに戻るまでに20粒は拾って食べたのであった。
    種は飲み込むのだ。
    これ、あたりまえ。常識常識。

    白川郷までたどり着くまでに結構思っていたよりも遠く距離を感じた。
    やはり疲れていたからだろう。
    バイクから降りると体中痛い。
    膝を屈伸させて首を曲げて腕を伸ばしてとしばらくはその場で体操時間となってしまった。
    近くにある小さな田んぼに目をやるとカエルの卵がいっぱい暖かい田水の中にあり、ゼリー状の卵が崩れながらオタマがかえっている今その状態だった。
    ヘルメットを取ってしゃがんで田んぼの中をしばらく見ていたら熱さで頭が痛くなってきた。危ない危ない。
    小さな田んぼはあちらこちらにあるのですが、水が入らずに放棄地になっているところも結構あった。
    世界遺産ということで観光に力を入れているのだろう。
    大忙しで田んぼにまで気力体力が保てないのかもしれないな。
    画像のこの景色の所には観光客はあまり目立っていなかったが、この先の様子を見に走り出しカーブを曲がったら街道の両側に急に観光民家がひしめきバスで来たらしき多くの観光客が闊歩していた。
    とっさにこの場所にオイラは似合わないと見てすぐにUターンして逃げ出すようにその場を離れた。
    冬にこの場所に毎年来て景色を撮影するのを楽しみにしている人もいると聞く。
    藁屋根の葺き替えの時の地域の人々の助け合いの精神など、ここは本当に魅力的なところなのだろうが、通り過ぎるだけの今のこの短い時間だけではとても感じることが出来なかった。
    ここも綺麗な所だった。
    さて、ここからは寄り道せずに塩尻まで一気に走り帰ることにしよう。
    帰り道に街道沿いに植えた紫陽花への病害虫に対しての毒薬散布作業に遭遇した。
    3キロくらい続いていただろうか。
    いやな匂いがメットの奥に溜まって息苦しい。
    我がお店の玄関先にもガクアジサイが植わっているが、もう4年も花がまともに咲かないでいる。
    ゾウムシが花をつける茎を食いちぎって樹液を吸うのだ。
    どちらを取るべきなのか迷っては見るが、やはり違う花を植え付けるべきだろうなとなる。
    環境を支配するのではなく環境にあったものを選んでいくそういう謙虚さが必要になってきている気がしている。
    さて、林の中にある日陰のお店似合う綺麗な花ってなんだべな。
    道は一本道で高山までとにかく走る。
    松本盆地と比べるとひと目で見下ろせる小さな盆地だ。
    高山の街は新婚旅行に来たところなので、少し歩きたい気もしているが空模様が良くない。
    あれぇ?この道158号線で間違いないかなぁ?
    松本の表示にそって走ってきたが、どうにも不安になってしまった。
    地図を見ても自分の位置が判らない。
    こういう時は人に聞くべし。
    人がいない。
    人探しのために太い通りに出て走るとタバコを吹かしているちょっと聞きづらそうな坊主頭の兄ちゃんがまず目に入ってしまった。
    人探しだけのために時間をかけていることは出来ない。
    とにかく声をかけるべしってんで、
    「すみません道を教えて欲しいんですけど」
    『どこへ行くんです』と反応が非常にいい。
    タバコの火をつけたまま差し出した地図を見てから
    『地図を見るより話したほうが早いなぁ』
    跳ね返されるようにすぐ地図を返され
    『すごそこの交差点を右に曲がって2つ目の信号機を右に曲がってまっすぐ行けば松本へいけるから』
    無駄な動きと会話もなく、要件だけすっと伝えてくれる人だった。
    笑顔と気をつけての一言はなかったが十分優しさは伝わってきた。
    さて、早く安房峠を越えないと雨に合うかもしれない。
    バイクを降りてカメラを構えること一度もなくとにかく疲れ気味の体に頑張れと言い聞かせるようにして走り続けました。
    馴染みの多かった国道158号線が福井の友達の所へつなげてくれている綺麗な素敵な街道だったことを知った旅だった。

    (3日目購入ガソリン11.09リットル 走行距離キロ=342.6)
    (支出  食品105  ガソリン1627 計1732円)

    ※今回の赤カブ君の燃費ですが、使用ガソリン量22.42リットル 走行距離850キロでリッター37.91キロと
    なりました。
     日々走行距離は距離計によるものではなく、地図によるものです。燃費の距離はバイクの距離計によるものです。

    〈おしまい〉
  • 『節電の冬』 by葉
    ・どうも、こんにちは。
    風邪とか引いてないですか?
    雪もチラついて来ましたし、めっきり冷え込んで来ましたね。
    いよいよ年の瀬、年末年始。
    ジングルベルやら除夜の鐘の音が聞こえ始める今日この頃。
    うちでも連日、倒した丸太をパカスカ割って、薪ストーブを燃やしております。
    発電するより火を産むが易し。
    自家発電より先ずは節電。
    現在の電力買取制度を利用していては、電力会社の思う壺です。
    潰れているのに潰れない会社。
    ゾンビを土に返すためには、彼ら抜きでも成立するような方向性で動くべき。
    そんな理由から今年の8月、死者を供養するお盆の時期に、自宅に太陽熱温水器を設置しました。
    発注すると金が嵩むので、父と二人でDIY。
    自分たちだけで工事しました。
    費用はしめて約30万円。
    100万以上掛かってしまう発電装置は難しくても、これなら一般家庭でも何とか都合できる金額かと。
    電気料金の不当な値上げに対抗したいという方は是非検討してみて下さい。

    第4回目の今月は配管に巻く保温材について話していきたいと思います。
    ※過去三回の通信で、太陽熱温水器や配管の説明は済ませちゃいましたので、申し訳ありませんが今回は割愛します。興味のある方はきんぴら工房ホームページでバックナンバーをお読み下さい。

    前回購入した金属製の水道管。
    このままでも使えることは使えるのですが、何も巻かない状態だと、外気の影響をモロに受けるため、極端に水温が低下してしまいます。
    配管の距離が長いほど、当然その影響も多くなります。
    折角沸かした熱湯がぬるま湯になってしまったり、厳しく冷え込む寒冷地だと凍りついたりしてしまう。
    これはかなりの問題なわけで、実際、太陽熱温水器の性能以上に、保温材の性能の方が、温かいお湯を供給できるかどうかを強く左右します。
    保温材自体は特別な物ではないので、難なくそこらで購入できます。
    自分たちの場合は、近所の業者用ホームセンター、プラスワンで購入しました。
    ちくわ形の真っ白なスチロール。
    おでんの具材っぽい奴ですね。
    直径30センチの物が195円。
    16センチの物が100円。
    長さは両方2メートル。配管の長さ分購入します。
    なぜ二種類買ったかというと、大小二枚重ねることで保温力を高めるためです。
    あと、黒いテープとアルミホイルも買います。
    テープは仕上げに巻きつけることで、紫外線による劣化を防ぎます。
    アルミホイルは断熱効果が高いので、保温材の間にサンドして使います。
    順番としては下から順に【配管・保温材(小)・アルミ・保温材(大)・テープ】といった感じです。
    他の資材と比べると保温材はそんなに高いものでもないので、可能ならば三重、四重、五重と重ねておくほうが、凍る心配もなく安心かと。
    何故わざわざこんなことを書くかというと……二重だけだと凍結するから。
    実際、今朝方、凍っちゃいました。
    危ない危ない。恐ろしい。
    破裂するまでは行きませんでしたが、精神衛生上よろしくないです。
    沸かした湯温をフル活用するためにも、是非、保温材には特に力を注ぐことをオススメします。

    保温材に関しては、まあ、ざっと大体こんなとこですかね。
    なんか意外と早く終わってしまったので、続いて給湯器についても話しましょうか。
    給湯器といっても太陽熱温水器じゃあありません。
    追加で湯温を加熱する、補助的な位置の湯沸かし器です。
    言うまでもないことですけれども、365日連日、晴天が続くわけもありません。
    曇りもあれば、雨も降る。
    雪も積もれば、火山灰も降る。
    最後の一つは余計かもわかりませんが、兎角、太陽熱温水器は優れものですが、完全じゃない。
    一本調子じゃ分が悪い。
    力不足は否めません。
    というわけで、天気の悪い寒い日にこそ温かい風呂に入りたくなるワガママ日本人としましては、やっぱり湯沸かし器だって必要。
    しかし、節電志向の身としては、あまり電気は使いたくない。
    とすると、ガスか、もしくは灯油。
    薪という手もあるにはあるけど、ちょっとうちにはハードルが高い。ひとまず薪は置いといて、まずはガスから見ていきましょう。
    ガスなら今も使っているし、灯油と違って自分で買いに行かなくても済むし。
    ええとなになに……エコジョーズ?
    どうやら最新型のガス給湯器はエコジョーズという呼称みたいです。
    排気熱、潜熱回収システムにより、給湯効率を約95%まで向上させているらしい。
    なかなかどうして素晴らしそうだが、肝心要のお値段は?
    …………定価35万前後の、割引価格9万前後?
    安い!だけど高すぎる!
    工事費用も含めたら10万円を軽くオーバー。
    なんてこった……それだけ金があったら性能の良い折りたたみ自転車がバッチリ買えてしまうじゃないか……。
    却下だ却下、他を探そう……。
    安い中古を探すという手も考えましたが、一つ重大な問題が発覚。
    中古で購入した製品は業者が工事を受けてくれない。
    しかも自力で取り付け不可能。
    ガスに関する設置工事は免許がないと法律違反。
    駄目だ。問題が多すぎる。
    ここはスッパリ視点を変えて、石油給湯器を調べよう。
    一番最初に確認するのは、自力で設置可能かどうか。工事費用が馬鹿にならない以上、そこが一番の問題です。
    えーと、…………よし、大丈夫。
    繊細なガス給湯器と違い、石油給湯器に関しては素人さんでも手出しが可能。
    高価な新品を用意しなくても、中古品でも使用出来る。
    おまけに石油給湯器にもエコフィールと呼ばれる給湯効率95%の省エネタイプが存在していた。
    早速ネットオークションで検索。
    瞬間型の【ノーリツ OQB-407Y】を落札。
    瞬間型というのは文字通り、使う時だけお湯を沸かすタイプということ。
    うちのように、太陽熱温水器の補助として利用することを考えると、お湯を貯めこむタイプより、必要な分だけ沸かす方が効率的だと思ったわけです。
    結局、掛かった金額は送料込みで3万円。タンクの5000円を合わせても4万円を軽く切っている。
    うーん。工事費用を含めると30万を超える機械が、数万円で買えるとか……。
    まったくもっていい加減、妙な時代になったもんですね。
    設置自体はごくごく簡単。
    配管を繋ぐだけだから、今までやってた水道工事と全然まるで変わりなし。
    レンチ二つで事足りちゃいます。
    が、ががが。ここで新たな問題発生。
    電源を入れて蛇口を開けても、何故か給湯器が動かない……。
    カチカチカチと発火音が鳴っているのに、エラーコード8が出て、自動的に止まってしまう。
    あれこれ確認してみても、特に間違いは見当たらない。
    すったもんだと悩んだ挙句、結局、なじみの業者の方に頼んで点検してみてもらうと……。
    『ああ、発火装置の汚れですね。長いこと作動させていないと詰まってしまうことがあるんですよ』
    思わず拍子抜けしてしまうほどアッサリ解決してしまいました。
    汚れを除いただけなので、部品交換もまったく無し。
    5000円ほどの請求で、すんなり丸く収まりました。
    その後は何の問題もなく元気に稼働してくれてます。

    とまあ、こんな調子で4回続けて長々と、太陽熱温水器について解説してきたわけですけれども、実際使ったみた感触としては、やはり悪くないと思います。
    どんより曇った冬場はともかく、真夏の暑い天気の日には、追い焚きせずともバッチリと熱い風呂に入れちゃいます。
    湯温が最も高い時には熱すぎて触れない程です。
    容量150リットルの一番小さい温水器でさえこの性能が出せるなら、もう一台連結して更に容量を増やしてやれば、石油給湯器が無くても、十分湯量が期待できそう。
    水道直圧式なので、出した分だけ冷たい水がタンクに加わり、ぬるくなります。
    容量が増えれば増えるほど、熱いお湯が長々と出せるので、やはりタンクは大きいほうがお得かと。
    そして肝心の電気代ですが……思った以上に下がらなかったんですよね、これが。
    無論、上がったわけでも無いです。
    設置コスト最悪、ランニングコストが最高というエコキュートと同等の性能を発揮してくれていると思えば、断然こっちの方がいいです。
    しかし、やはり電気代が高い……。
    エアコン、ヒーター、無使用なのに、ひと月あたり1万を超える。
    一体何故?と改めて家の中の電化製品を丁寧にチェックしていくと……。
    うん?まてよ?
    なんかお前、怪しくないかい?
    エコ給湯器の影に隠れた、限りなく黒に近い容疑者が浮かび上がって来てしまいました。
    使用電力が割と大きく、常に動いている家電。
    まさに灯台下暗し。
    節電における最大の敵。
    身近で意外な真犯人とは……!
    〈次回に続く〉

  • 「お知らせ」
    ★きんぴら農園ボランティアご案内。
    ○そばの製粉 ○大豆の選粒作業
    ○ゴマの選粒作業 ○田んぼの畦修理
    お手伝いしたい方のメールでのご連絡をお待ちしております。
    作業の進み具合は店長農園ブログをご覧ください。

    ★きんぴら農園自然農ハゼ掛米(キンピカリ)が新米になりました。
    10キロ5000円となります。
    ご注文の際には玄米か白米かご指定下さい。
    今年は上出来です。美味しくて安全なお米をどうぞ。

    ★放射能検査今年も行なっています。
    今年収穫した麦と原木椎茸とお米からは1ミリシーベルト以上のセシウムなど検出されませんでした。安心してお買い求めができます。
    (100ミリ以上のものを薄めれば安全というものではないですよね。安全率が高くなるだけのこと、体の中に取り込むということは薄ければいいというものでは全くないはずです。国の安全基準は納得できませんね。)

    ★来年1月よりパンの値上げを致します。
    ・全商品ではなく、原材料費の多くかかっている製品に限ってとなります。
    心苦しく思いますが、この先、きんぴら工房を継続して営んでいくために、どうぞご協力下さい。

    ★お店の上り階段が壊れました。
    杉の木で作ったので随分と長く使えておりましたが、ついにこの時が来たかといった感じです。
    今度は石を使って作る予定でいます。
    しばらくは不安をおかけいたしますが、新しく出来上がるまで足元にご注意下さい。

    ★経済成長に期待する気持ちで選挙に行ってほしくないな。決め手は最悪の迷惑原発の事しか無いですよね。
    経済成長は物のない国で行なって欲しい。
    今の日本に必要な物は就職先と最低限の収入だろう。企業が国の補助金をたんまりもらっても平民には回ってこないことになっているようだからね。銀行や企業へのテコ入れ策などという経済対策などはおいらには全く関係ないし・・・。
    TPPなんかもなんだかんだと言い訳つけるが、いらんね。経済競争ってのがいけないね。出来るだけ買わない売らない。で、心豊かに生きていけたらこんなに素晴らしいことはない。なんて思っちゃうわけさ。

    ★きんぴら工房の年末年始のお休みです。
    12月26日水曜日から
    1月8日火曜日までとなります。

    今年は例年より寒くなると言われていますので、皆様風邪などこじらせないように十分体調に注意して心地よい年明けをお迎え下さい。
    来年もどうぞお付き合いの程よろしくお願い致します。

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