きんぴら通信。2013年4月号

  • 『いつものことながら』 by店長
    3月後半から一気に忙しくなる。毎年のことだ。今年は冬の雪が多くて車で森まで行けず、森作業が殆どできなかった。来年の秋から使う薪が全くない状態となっている。
    南風が吹き種まきの季節になろうというのに、秋の薪作業が未だ目の前にあるわけだ。

    田んぼの畦直しも今年は大きな課題となっている。
    2枚ある田んぼのうち下の田んぼは昨年作ることができなかったので、今年こそ米を作らねばという思いでいる。なので下の田んぼの畦に埋まっている畦畔ブロックを全部外して畦塗り機で綺麗に仕上げたいのである。その上に今まで使っていた畦シートをしっかり埋め込みたいと思っている。
    この作業だけでもオイラの体力が持つかどうかと不安ではあるが、ここ数年漢方薬とビタミン剤のおかげで、そろそろダメかという時も何とか乗り切っているので、今年の春も乗りきれるのではないかと密かになんとなくだがなんだか変な自信をもっている。というか、作業の引き際というか諦め際を認識できるようになったということも大きいかもしれないな。

    季節とともに進む農作業は優先順位があり、順番を勝手に並び替えることはなかなかできない。
    冬の寒さで草木が水を吸い上げないうちに剪定作業を終わらせないといけない。
    ぶどうは昨年中に終わっているが、自宅の梅や柿始め庭木も垣根も今のうちにやっておきたい。

    ここ最近は、同時進行せざるを得なくなり、田んぼへ行ったり自宅や畑の木の剪定作業をしている。あっちこっちとバイクで動き回っているので、先日畑で会って挨拶を終えた人から、何処にでも居るねぇと雑草や害虫のように言われるのである。いやいや本人はそんな気持ちで言っている訳でないことは判っていますよ。
    きっと働き者だねえという意味だろうと勝手に思っている。

    畑にある柿の木の剪定を今年は珍しくやっている。苗木を植えて3年目だかに一回やったらひこばえのように横芽がいっぱい出て密集してしまったことがあり、それからは柿の木自身に選定してもらおうと決め込んで一度も枝を切らずに自然に任せていた。
    昨年の秋の収穫にてっぺんに多く付いた実を取るのに結構苦労したので、今年はのこぎりを手に木に登って1時間かかって高枝をなくし3メートルほど低くした。中に枝が入り込んでいたのも切り木登りもしやすくなりました。
    地上スレスレにあった枝はすでにもう枯れ枝化しており、これも皆切り取りスッキリさせた。
    昨年生り年だったので、今年はあまり実がつかないだろう、一昨年は30個余りだったので、剪定した年は少しは何かが変わるのかが楽しみだ。

    さて、いつもの事ながらである。
    松本クラフトフェアーの出店料を振り込むのを忘れていた。
    どうしてこうなっちゃうんだろうか。
    いつまでにいくら振り込むのかが全く判っていなかった。
    また少し落ち込む。
  • 『サクラと電話』 by葉
    桜前線北上中。
    毎年恒例、居残り組。
    まわりの県がお花見する中、長野県だけ別の国。
    飛び地のように取り残されて、サムい思いをしてるわけですが……。
    四月に入って、ようやく開花。
    桜ではなく梅の花ですが、とにかく、雪も雨へと変わって、春めいた風が吹いて来ました。
    長野県の塩尻市宗賀。
    きんぴら工房こと、中野家は、長男、次男、三男と、男ばかりの三人兄弟。
    長男である自分を含めて、上の二人は既に成人。
    大学を出て働いているが、今年に入って三男が、埼玉県の某大学に、合格、入学することになった。
    ワクワクドキドキ新生活。
    家電を揃えて、アパートも借り、引越しをした翌日のこと。
    あいつ今頃何してるかなあ……。
    と、ボンヤリしながらお茶を飲んでいると、突然、机上の電話がふるえた。
    着信名はなんと三男。
    寂しくなって掛けてきたのかと、予想しながら電話にでると、何やらひどく落ち込んだ様子で、
    ちょっと、困ったことになってしまった……というような事を呟いてきた。
    何があったのか尋ねてみると、
    『NHKの受信料を払う契約をしてしまった……』
    とのこと。
    毎月ごとの自動引き落とし。
    ひと月あたり、およそ千円。
    『なんだよ、たったの千円ぽっちか』
    なーんてことを言う事なかれ。
    たかが千円されど千円。
    仕送りなしでやりくりをこなす、高卒勤労学生にとって、この金額は結構大きい。
    支払わなければならないものなら、嫌でも支払うしかないのだが……。
    NHKの受信料?
    ……それって、ちょっと話がおかしい。
    何故なら、三男のアパート内には、テレビが存在していないからだ。
    テレビを見てもいないのに、どうして受信料の請求が?
    三男も同じ事を考えたらしく、不審に思って尋ねてみると、
    『携帯電話をお持ちですよね?』
    『え……?ああ、それは持ってますけど……』
    『ワンセグ機能付きの端末をお持ちの場合、テレビ同様に、受信料を戴くことになっております』
    『え?ワンセグで?テレビと同じく?』
    『はい、そうです。変わらず同じ料金なんです』
    と、いった内容の応答があったという。
    どういうことか判らない。
    よく分からないから、また来て欲しいと三男なりに頼んだそうだが、
    『いや、すぐこの場で契約してくれ』とか、『そう言われても困ります』と言い、一方的に押し切られ、結局、最後は契約書を書き、判子を押してしまったという。
    いやいや、そこは断れよ。
    分からないのに判子を押すとか、危険過ぎることこの上ないが、一人暮らしを始めて間もない、出来立てホヤホヤ大学生だし、それも仕方がないのかもしれない。
    それより何よりこの場合、問題あるのはNHKだ。
    玄関先に居座って、買う気がないのに販売するとか、押し売り以外の何物でもない。
    早速、NHKのサポートセンターに電話を掛けて問い合わせすると、申し訳ありませんでしたと謝罪してはくれたものの、一度結んだ契約内容に関しては、ワンセグ機能を手放さない限り、解約することは不可能ですと言われた。
    今、三男が使っているのはauの古い携帯電話。
    ワンセグ機能は携帯電話に最初から付いている機能であり、たとえauとの契約を解約したとしても、使用が制限されることはない。
    つまり、NHKの受信料を払わないためには、今使っている携帯電話自体を廃棄処分するしかない。
    なんとも馬鹿馬鹿しい話だが、一度、契約してしまった以上、相手のルールに従って、解約するより仕方がない。
    最近の携帯電話は、既に殆どがスマートフォンと呼ばれるものに偏移している。
    ケータイのまま機種変更をしようと思っても、従来タイプの機種は数点。
    ガラパゴス諸島よろしく絶滅。
    ほぼ選択の余地はない。
    まあ、機能はスマホの方が上だし、特に困りはしないのだけれど……。
    しかし、料金はやっぱり高い。
    料金プランにもよるが、月額利用料金が四、五千円というのは高い。
    二年縛りの割引や、キャンペーン等を利用したって、せいぜいたかが知れている。
    実質端末代ゼロ円でも、二年縛りで換算すると、結局、全然得してないし。
    モバイル通信を一切使わず、WiFi(無線LAN)だけで運用すれば、月々およそ二千円台。
    もっと安くなりはするけど、電話や、メールがいつでもどこでも受けられないのはちょっぴり困る。
    それじゃ携帯の意味ないし。
    むしろiPadの方がいいし。
    携帯としての機能を捨てずに、もっと安いとこないのだろうか?
    誰もが一度は抱くであろう、そんな思いに取り憑かれ、駄目で元々お試しで、ネット上で検索してみた。
    そしたらあった。ありました。
    au、docomo、softbankの大手三社を凌ぐサービス。
    月額料金945円で、モバイル通信が出来る契約。
    IIJmio(アイアイジェイミオ)という会社が行なっている、NTTドコモの3GおよびLTE網を使用したデータ通信サービスを使えば、いつでもどこでも制限されずに、携帯電話として利用できる。
    欠点としてあげられることは、通信速度が低速なのと、音声通話が出来ない二点。
    通信速度に関しては、動画などさえ見なければ、ネット閲覧に不自由しないし、音声通話に関しては、『050plus』等といったIP電話のアプリを入れれば、普通に通話することが可能。
    ということで、実質端末代ゼロ円を捨てて、普通にiPhone4sを中古で購入することにしました。
    どうしてiPhoneを選んだかというと、理由はごくごく単純で、ワンセグ機能が付いていないから。
    逆に言うと、アンドロイド搭載の日本独自のスマートフォンは、ワンセグ機能に対応している機種が多いということです。
    NHKから逃れるために、わざわざ解約しようというのに、またもやワンセグ機能付きじゃあ、まったくもって笑えません。
    携帯各社の二年縛りと、NHKのワンセグ縛り。
    首の縄をほどくためには、まず腕の縄を解かなければ無理。
    実にいやらしい拘束っぷり。
    受信料の未払いによって困っているのは理解できるけど、紛いなりにも公共放送、公共福祉の事業者だったら、もうちょい何とかして欲しい。
    まあ少なくとも押し売り販売。
    強制は止めて欲しいもんです。

  • 「お知らせ」
    ★ファーマーズマーケット@UNU
    東京青山・国連大学前広場にて、パンの出張販売をします。
    4月の予定は以下の通りです。

    【第1週】お休み
    【第2週】4月13日(土)
    【第3週】21日(日)
    【第4週】28日(日)
    ※10時〜16時まで(売り切れ次第撤収)


    ★きんぴら農園ボランティアご案内。
    ○大豆の選粒作業
    ○田んぼの畦修理 
    ○苗作りと水やり作業
    ○薪作りとチップ作り
    お手伝いしたい方のメールでのご連絡をお待ちしております。
    作業の進み具合は店長農園ブログをご覧ください。
    メール zouridaisuki@hotmail.co.jp
    月・水・金・日曜の午前中作業が多いです。
    火・木は午後です。
    来られる場合は連絡をください。


    ★自家栽培の大豆を使ったきな粉糖始めました。
    大量に作ることができませんので少量ずつ店頭に並べていきます。簡単なきなこトーストがおすすめですが、なにかお薦めレシピが御座いましたら是非情報をお寄せくださるか聞かせて下さい。
    100入り150円で販売しています。


    ★原材料に使っている牛乳が生活クラブの低温殺菌に変わりました。
    牛乳はその牛が食べる飼料が何かということがとても大切です。
    出来れば外国産でなく、国産のものを選びたい。
    原発事故の放射能。
    農薬だけにとどまらず、最近は遺伝子組み換え作物という新たな問題もあり、牛乳に対する健康リスクが一層、高まってきたと感じております。
    生活クラブの安曇野低温殺菌牛乳は、遺伝子組み換え飼料を一切使用せず、80%が安曇野市で栽培されたデントコーンという高品質。
    原乳の雑菌数もとても少なく、おすすめできる牛乳です。


    ★ネット販売のパンの値上げを致します。
    ホームページからの、通信販売価格を大幅に値上げ変更します。
    ただし、福島県、岩手県から注文された場合に限り、ネット上の3割引きで販売させて頂きます。

    ※もし、近隣にきんぴら工房のパンを扱っているお店があれば、そちらを通して予約されると、通常価格で送料もかからず、お得に買えるかと思います。

    前号へ
    次号へ